実家の片付けにかかる費用は?業者に依頼した方がいいケース、片付け費用の抑え方を紹介します

相続や引っ越しなどで実家の片付けが必要になった場合の労力や、片付け専門業者に依頼する際の料金などが気になり、インターネットで調べている方も多いのではないでしょうか。

私も依頼されている側の立場から、お家ごとに様々なお悩みやお困りごとの相談を受けることが多く、これまでに多数の実家のお片付けをお手伝いしてまいりました。

そこで今回は、実家の片付けを専門業者に任せたほうがいいケース、業者に依頼する場合の費用相場や費用を抑える方法について詳しく解説いたします。

富山県氷見市、ご実家のお片付け現場写真

実家の片付けを専門業者に任せたほうがいいケース

実家の片付けを代行業者に依頼したほうがいいケースは大きく分けて3つあります。

実家に住んでいない、実家が遠方にある

実家に住んでいない、実家が遠くにある場合は、片付けをするために何度も家から通わなければなりません。

実家の地域によってはゴミ出しの時間が決まっているためゴミ収集場所が使えず、毎回ゴミを車に積んで家に持ち帰える必要もあります。

そのため最終的には費用との兼ね合いがあると思いますが、不用品回収や遺品整理の専門業者への依頼を検討することをおすすめします。

仕事や家事が忙しく片付けの時間がとれない

お仕事や家事が忙しい場合は実家の片付けにかけられる時間は少なく、またせっかくのお休みが全て片付けに取られてしまいます。

片付けは肉体的な負担はもちろんですが、「なかなか片付けが終わらない」「全然物が片付かない」などで精神的な負担も少なくありません。

専門業者に片付けを依頼することで、全てを業者に丸投げでき精神的な負担を減らすことも可能となります。

実家の中に物が大量にある、ゴミ屋敷になっている

家の中が不要なもので溢れている、ゴミ屋敷のような状態になってしまっている、などの場合は不用品回収業者などに片付けを依頼したほうがいいです。

片付けに慣れていないとスムーズな片付けは難しく、ゴミが全然片付かないといったお悩みもお聞きします。

そのためゴミ屋敷や物が多い家の場合は、始めから片付け専門業者に依頼する方向で検討することをおすすめします。

業者に依頼するメリット

実家の片付けを業者に依頼する場合のメリットとしては以下の3つが挙げられます。

素早く片付けが終わる(早ければ1日で終わってしまう)

不用品回収業者、遺品整理業者などに実家の片付けを依頼することで得られる最大のメリットは、すぐに片付けが終わることではないでしょうか。

弊社でお片付けの代行をご利用いただくと、多くの方に「もう終わったの!?」と驚かれます。

弊社に限らず片付け専門業者は経験やノウハウがありますので、あっという間に片付けをすることができます。

ゴミ出し、ゴミ処分の手間がなくなる

ゴミ出しはご自身でお片付けをされる際に気をつけなければならないポイントです。

ゴミを分別した上で指定日に収集場所まで運ぶ必要があり、量がたくさんある場合は数日に分けてゴミ出しをする必要があります。

また中には収集できないゴミもあり、その場合はクリーンセンターやリサイクルセンターなどにゴミを持ち込まなければなりません。

業者に依頼するとこのような悩みが全てなくなるというのもメリットの1つです。

肉体的、精神的負担が軽減される

片付けに関する準備や片付け作業などの様々な手間を業者に丸投げすることで、精神的、肉体的な負担軽減ができ、日常生活に影響なく片付けが進められます。

業者に依頼するデメリット

片付け専門業者に実家の片付けを依頼する唯一と言っていいデメリットは費用です。

ご自身やご家族で片付けをする場合と比較すれば高い料金がかかりますので注意が必要です。

多くの方が片付けを依頼する場合の料金がどのくらいかかるのか、気になると思いますので、次に片付け代行を依頼する場合の費用相場について解説いたします。

片付け代行の費用相場

不用品回収、遺品整理、片付け代行にかかる費用は、お部屋の間取り、広さ、物量等によって異なります。

そこでわかりやすい料金相場をお教えいたします。

料金の目安=お部屋の数×50,000円(物が比較的少ない)~100,000円(物がかなり多い)

例えば間取りが1LDKの場合は、3部屋としてカウントしますので150,000円~300,000円が片付け代行の費用相場となります。

あくまで相場になりますので、実際の料金は業者に見積もりに来てもらう必要がありますので参考程度にお考えください。

どんな業者に依頼すれば費用を抑えられるか?

片付け代行を依頼する際に、できるだけ安く費用を抑えるためには業者選びが重要となってきます。

業者選びのポイントは

会社の実態がある

グーグルマップに所在地が載っている、ホームページを確認するといった方法で、会社が実在するか確認してみてください。

見積もりの内容が具体的・わかりやすい

見積もり料金について根拠を示して説明してもらえる業者は信頼できると思います。

また見積もり料金以外に追加料金がかかるかどうかは必ず確認をしてください。

安い料金見積もりで作業を請け負い、積み込み後に高額の追加料金を請求するという悪徳業者も中には存在します。

片付けと同時に買取も対応している業者

買取を行っている業者を選ぶことで、ゴミだと思っていたものが買取される場合があり、結果的に片付け費用を安く抑えることができます。

各業者のホームページやチラシをチェックして、買取を強化している業者を選びましょう。

おわりに

今回は実家の片付けを業者に依頼したほうがいいケース、料金相場などについて解説してきました。

令和6年からは相続した空き家を3年以内に売却した場合、最大3,000万円の特別控除の適用範囲が拡大されました。

時間をかけずに片付けをしたほうが税制上優遇されるケースもありますので、実家の売却や処分でお片付けを進めようとしている方は注意が必要です。

早い段階で不動産や片付けのプロに一度相談し、費用が低く抑えられる片付け方法を検討することをおすすめいたします。